わかりやすい病理診断書を速やかに主治医の先生方に届けることを目指しています。標準的な病理診断の実践のために、必要に応じて免疫染色や特殊染色を実施しています。必要に応じて、肉眼・組織の画像写真を病理診断書に添付しています。
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可及的速やかな細胞診診断報告を目指しています。細胞診検体からセルブロックを作成し、免疫染色を加えて組織診断に匹敵する細胞診断を実践しています。
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細胞や組織に含まれる特定の物質に対して特異的に結合する「抗体」を用いた染色法を駆使し、有効な抗癌剤選択のためのコンパニオン診断や、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、GIST、内分泌腫瘍、軟部腫瘍などの診断確定を実践しています。なお、当病理診断科では140種類近くの抗体を保有し、管理しています。 |
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2006年9月~2017年6月までの10年9ヶ月間における病理解剖は72件(年間平均6.7件)で、年間5~6回前後の臨床病理検討会(CPC)を実施しています。CPCは院内職員参加自由で、地域医療従事者支援研修会としても開催し、広く門戸を開いています。 |
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常勤病理医は1名ですが、非常勤病理医によるダブルチェックを心掛けています。
腎生検診断は日本有数の腎病理専門医に委託し、難解症例についてはそれぞれの領域においてトップクラスの病理専門医にセカンドオピニオンをお願いしています。
日本病理学会、日本臨床検査医学会、日本臨床細胞学会などの総会・支部研修会、東近江地区での症例検討会に積極的に参加し、診断精度向上に努めています。滋賀県病理ICT協議会、遠隔病理診断ネットワークに参加し、難解症例についても可及的速やかに適正な病理診断が確保できるように精度管理に努めています(昨年度実績は323件)。
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◆セカンドオピニオン・コンサルテーションボードの先生方(2017年7月18日現在)
病理診断業務精度管理のために、以下の病理専門医の方々にセカンドオピニオンをお願いしています。ここに記して深甚の謝意を申し上げます。
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役職 | 名前(ふりがな) | 資格・略歴等 |
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副院長兼病理診断科部長 | 細川 洋平 (ほそかわ ようへい) |
1980年京都府立医科大学卒 医学博士、病理専門医、細胞診専門医、 臨床検査専門医、禁煙専門医、 日本病理学会病理研修医指導医、 京都府立医科大学臨床教授、 京都府立医科大学細胞分子機能病理学客員講師、 同志社女子大学薬学部非常勤講師 |
非常勤医師 | 堤 啓 (つつみ あきら) |
1954年奈良県立医科大学卒、 1959年岡山大学大学院卒、 医学博士、病理専門医、 大阪医科大学名誉教授。 |
非常勤医師 | 高松 哲郎 (たかまつ てつろう) |
1974年京都府立医科大学卒、 1982京都府立医科大学大学院卒、 医学博士、病理専門医、 京都府立医科大学名誉教授・特任教授。 |